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実践編

実践編


未払い養育費請求書

一般的な、離婚した夫婦間における、取決めのある養育費の不払いに関する請求書面の文例です。
子どもの親として養育費を支払うべき根拠や理由などの論理的な説明を記載することは当然ですが、それ以外に、その支払うべき必要性や困窮状況、子どもの成育状況や不自由な程度など、心情に訴え掛ける部分も状況に応じて明記された方が効果的であるかと思います。




未払養育費請求書

平成●年●月●日


被通知人
 東京都●●区●●
 甲野 太郎 殿
通知人
 東京都●●区●●
 乙野 花子


 冠省。
 早速ですが、貴殿に対し、以下の通り通知いたします。

 私は貴殿と、平成●●年●●月●●日に協議離婚をしました。
 そして、その際、貴殿との間の子供である長男▲▲および長女▲▲について、私が親権者となり、貴殿が養育費を毎月●万円(長男▲▲分1月●万円、長女▲▲分1月●万円)づつお支払い頂けるという内容を取り決めました。
 しかしながら、今般、貴殿はこの約束を反故し、何らの連絡もなく、平成●●年●月分からの支払いを怠っており、再三の催告にも拘わらず、何らの誠意ある回答すら頂けておりません。
 当然ですが、養育費とは、子供が成長するために必要な生活費であり、「養育義務」の履行そのものでありますから、仮に離婚をしていても、子どもの実親である以上、貴殿が長男▲▲と長女▲▲の養育義務を免れるものではありません。
 私は現在、幼い子供を抱えながら、日々の生活がままならないほどの困窮を余儀なくされ、さらには、今後将来の生活に対する不安を抱え、夜も眠れないような毎日を過ごしております。
 また、子供たちにも欲しいものも買ってあげられず、希望する習い事にも通わせることが出来ない等、不憫な思いをさせてしまっております。
 つきましては、本書面によって、改めて、未払養育費として金●●万円(月●万円×●年●ヶ月分)の支払いを履行して頂けるよう、請求いたします。
また、以後の各月の金員についても、履行して頂けますよう、申し添えます。
 もしも本書面到達後1週間以内に送金がなく、何らの誠意ある回答すら頂けない場合には、別途、●●家庭裁判所に対し、未払い養育費とあわせ、養育費増額請求の調停申立など、法的な手続きを取る所存です。
なお、養育費などの扶養に係る債権は、破産その他の法的な手続きにおいても「非免責債権」として、支払い義務を免れることはありませんし、強制執行の手続きにおいては、期限未到来の分も含めて手取り月収の半額まで差し押さえることが認められておりますので、申し添えます。
 また、今後の連絡事項については、言葉の齟齬によるトラブルを回避するため、すべて文書のみとして下さい。
 以上、宜しくお願い申し上げます。
銀行名●●●●銀行
支店名●●●●支店
預金種別普通預金
口座番号●●●●●●●
口座名義●● ●●

草々